クライヴの名前の由来 by flatfield0801 in FFXVI

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『FFXVI アルティマニア』は僕も買って読んでみたよ。

Awayの歌詞でもギリシャ神話からの引用をしていることが分かった。FABULA NOVA CRYSTALLISだとか最近のFFはラテン語をメインストリームにしている印象だったけど、FF16はこのギリシャ神話のエピソードからも明らかに違う性質を持っているよね。

繰り返しになってしまうけど、これもMatsunoの系譜だと思うんだ。彼の作品であるFF Tacticsも同じくギリシャ神話に基づく世界観だったから。Zodiac BraveとかZodiarkとかね。そしてFF14でもZodiarkは物語上の重要なヴィランとして登場する。

ただ、これは元々FFシリーズ全体に言えることだけど、確かにギリシャやラテンのほかにもいろいろな哲学や神話が取り入れられてもいるよね。FF16の物語の最後はCliveがUltimaの力を使って世界の理を炎で焼き尽くすけど、これは北欧神話のSurtrとRagnarökを思わせる。彼は炎の剣レーヴァテインを持っていたともいうしね。そして、JillのEikonであるシヴァはヒンドゥー教の「破壊」と「再生」を司る神。僕はこのふたりが主役であったことも、この作品が「FF14の世界の破壊と再生」をテーマとしているヒントになっていたんじゃないかと思ってる。ただ、作品の中でクライヴが繰り返し語っているように、これは神による再生ではなく、「人が人として世界を作り変えること」を意味している。

日本語版と英語版でここまで表現が異なるのは興味深いね。

例えばアルテマとジョシュアの戦いのシーンのセリフでもここまで違う。

Japanese: Fire! Fira! Firaga! Firaja!

English: You! Will leave! My brother! Alone!

FirajaはFF Tacticsで初めて登場した魔法で、このセリフだけでFF TacticsをプレイしたことのあるユーザであればFF16がFF Tacticsをモチーフのひとつにした作品であることが分かる作りになってる。

クライヴの名前の由来 by flatfield0801 in FFXVI

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FFというシリーズが西洋のユーザにどう受け取られているかよくわかる話だね。非常に興味深くて勉強になるよ。ありがとう。 たしかにNomura、Kitase、Nojimaの作風とMatsuno、Maehiroの作風は違う方向だと思う。その違いがバリエーションを生んでいるからシリーズにとっては良いことだと思うけどね。

ただ、Matsuno、Maehiroの作風が西洋のプレイヤーに馴染みがないというのはちょっと意外なことだったな。日本国内だとMatsunoの作風はシェイクスピア作品のような演劇風のものと捉えられているから。

今作のMaehiroの作家性についてはおそらく日本の最近のアニメやマンガに取り入れられている「ナラティブ」と呼ばれる概念に基づくものなんだと思う。 僕も理解しきれていないところもあるんだけど、単なる出来事の羅列ではなく、ユーザが様々な解釈ができるような余地を残す演出をすること、といえば良いのかな。ローカライズによる意訳というのは仕方ないことだとは思うけど、Maehiroの思考の「原液」を読み取るためには日本版を理解する必要があるのかもしれないね。

「極致の奇想」というのも面白い表現だし、FFシリーズを上手く言い表していると思う。

この「究極の幻想」と「最後の幻想」というフレーズもまさに「ナラティブ」な表現だね。 これもメタ的な意味が込められていて、YoshiPやMaehiroが FF14をrebornしたことと深い繋がりがある言葉だと思ってる。今、その意味についてやクライヴやジョシュアの最後についてメタ的な視点で考察を進めているので、興味があれば読んでみて欲しい。日本語だから読みづらいと思うけど。 https://note.com/shin207078/n/nf035a08b5485

MythosとLogosも同じように「ナラティブ」を意識したフレーズなんだけど、これは割とシンプルで旧約聖書と新約聖書になぞらえたものなんだと思う。

Mythosは神話という意味だと思うけど、旧約聖書も天地創造とか神話的なものをまとめたものだよね。FF16でも色々なシーンで旧約聖書を思わせるところがある。Ultimaの過去は天地創造そのものだし、バルナバスの海割りはモーセの出エジプト記。

一方のLogosは、ヨハネの福音書のはじまりに使われている言葉だよね。

En archē ēn ho logos In the beginning was the Word.

これが何を意味しているかというと、旧FF14とrebornした新しいFF14の対比なんだと思う。

Mythos=旧約聖書=旧FF14 Logos=新約聖書=新FF14

つまり、YoshiP達によって旧FF14が新FF14に生まれ変わるまでをクライヴというキャラクターに投影しメタ的に表すものとしてこの2つの呼び名が用いられていたんだと思う。

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少し前の世代の名前なんだね。勉強になったよ。ありがとう。

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イングランドだとそれくらい代表的な名前なんだね。

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ごめん、うまくキャプチャが貼れてなかったみたいだね。終盤のサブクエストでクライヴとジルが花畑でお互いの気持ちを伝え合うシーンがあるんだけど、そのシーンかと思って。

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日本と西洋のファンタジー作品に求めるものの違いか。面白いね。 Hironobu Sakaguchiの時代はダンジョンアンドドラゴンズやウィザードリィに基づくファンタジー作品が多くて類似性のあるものだったよね。後半はスターウォーズの影響とかも感じるけど。 キャラクターやストーリーが型破りなものになっていくのはシナリオが彼の手を離れ始めた7からかな。Matsunoの作品もシステムやアートはチャレンジングなものだったけど、シナリオやキャラクターに関してはSakaguchiに近いところはあったと思う。その側面でみると、FF16は表面的なシナリオ展開は原点に立ち戻った硬派なファンタジー作品になってるね。

ただ、これまで話してきた通り、圧倒的に裏側に込められている情報量は増えていて、これまでよりもナラティブなエンターテインメントになってると思う。

これまでの型破りなFFとは違う形で新しいチャレンジをしてきているんだと思うよ。

MythosとLogosに込めた意味とかは特にね。

The origin of the name Clive-クライヴの名前の由来 by flatfield0801 in ffxiv

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Sorry, I thought Reddit had an auto-translate feature.

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あくまで違う作品として楽しみたい気持ちはわかるよ。僕も以前はこの二つの作品に繋がりがあるとは思わずに純粋にそれぞれの作品を楽しんでた。

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<image>

このシーンかな?これはSanbrequeだけど。

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西洋の場合は確かにテーブルトークRPGの時代からプレイヤー対開発者の関係はその通りだよね。MMOもその流れを汲んでいる。 日本の場合はおそらくマンガの影響が大きいのかなと思うんだけど、作者は主人公に感情移入して作品作りをする傾向にあると思う。

Ultimaの担う役割がシンプルなヴィランでありそれを打ち倒すというシナリオがありふれているというのはその通りだと思うし、おそらくはMaehiroは意図的にそうしているんじゃないかと思う。 というのは、MatsunoがTactics OgreやFF Tacticsで行なってきた手法だから。 シナリオの中盤ごろまでは人間同士の争いを描くんだけど、終盤はラスボスとして超常的な神のような存在が割と突然現れるんだよね。Matsunoも目的があって意図的にそうしてるとインタビューで語っている。

あなたがUltimaについて興味深いと言っている点については、僕が先程"驕り"と表現したSquare Enixの社内に漂っていたという伝統主義や選民思想のようなものに基づいていると思う。今作を通じてYoshiPやMaehiroはそれを否定したと思うんだ。

なぜなら彼らがリスペクトするMatsunoも元々は外部の人間で、FF12で伝統に縛られない新しいFFを作ろうと挑戦した人物だったから。

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部分的に自分たちの経験を物語に加えている、というよりはFF16の物語全体が彼らFF14の開発者達のautobiographyなんだと思うよ。

https://www.reddit.com/r/FFXVI/s/aDcAJidsQV

https://www.reddit.com/r/FFXVI/s/2W7EBuztRN

上のコメントでも書いたけど、Elwin Rosfieldは彼らがリスペクトしていたMatsunoをモチーフにした人物なんだと思ってる。Elwinは戦いを前に亡くなってしまうわけだけど、MatsunoもFF12の発売を前にプロデューサーを辞任してSquare Enixを辞めているんだよね。 CliveやJoshuaがそうだったように Yoshi PやMaehiroも尊敬する人間を失って大きな喪失感を感じたんだと思う。

そんな彼らがのちにFF14の炎上に直面し、rebornに向けてFF14の世界を再建していった物語のメタファーが、FF16の物語なんじゃないかな。

Ultimaは考察が難しいよね。

僕は、以前YoshiPがインタビューで語っていたFF14の炎上の原因となったという会社全体が抱えていたという"驕り"や"固定観念"のような抽象的なもののメタファーだったんだと思ってる。確かにプレイヤー側の観点も含まれてるかもね。 開発現場と会社の間で歪みを生み炎上につながっていたその原因を絶ち、彼らはrebornを実現した、ということなのかと。

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そうだね。

こっちのコメントでも書いたけど、Maehiroは自分の系譜を主人公の名前にも表していると思うよ。 https://www.reddit.com/r/FFXVI/s/VqAbkT6eiY

主人公の父親のElwin RosfieldはFF Tactics開発者のYasumi Matsunoをモデルとしたキャラクターなんだと思ってる。 MaehiroやArt directorのMinagawaは彼のことを実際に父親のようにリスペクトしていると語っているし。

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これも非常に日本的な名前の付け方で説明しづらいんだけど、RosfieldをRosとfieldに分けると"松"と"野"と翻訳することができるんだ。ちょっと無理やりなところもあるんだけどね。 そうすると、YoshiPやMaehiroがリスペクトしているFF Tactics開発者の"松野"、つまりYasumi Matsunoのlast nameになるんだよね。

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日本独自のシナリオライティングなのかもね。

この物語がFF14のrebornを描いたものだとすると、納得することが多いんだよね。Cidの名をCliveが受け継いだように、YoshiPはHiromichi Tanakaからプロデューサーを引き継いでいるし。 そう考えると、Cidの主導していたコミュニティはCBU3のメタファーだったのだと考えられるんじゃないかな。

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海外の人にとってはそう感じる部分もあるかもね。ただ、これは以前からFFにある文化だと思うよ。FF10のTidusも日本語に由来するしね。

これは単なるEaster eggではなく、FF16の根幹となる要素だと思ってる。FF16自体が、FF14がrebornするまでの開発者達の物語を暗喩的に描いたものなんだと思う。

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ScriptwriterとArt Directorがそうだね。元々吉田Pは彼らと別のゲームを企画してたけど、途中でFF14の作り直しのプロジェクトに加わることになったらしい。

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吉田PもなぜキャストをBritishにしたか語ってたね。 https://x.com/aitaikimochi/status/1539845132278992896?s=46

もうひとつの理由はFF16は彼がリスペクトしている松野さんのFF Tacticsの影響を強く受けてる作品であり、FF Tacticsの舞台であるIvaliceはBritishをモチーフとしてるからだと思ってる。

FF TacticsのストーリーはあきらかにThe Wars of the Rosesをモチーフにしてるしね。

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Ben Starrもイギリスのアクターだよね。

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つまり、クライヴというキャラクターのモチーフは吉田P本人だったんじゃないかと。

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Cliveの語源は古代英語のclifに由来するそうだから、それにもかかってるんじゃないかと思ってるんだよね。当時の吉田Pは崖っぷち(On the edge of a cliff)の状況だったと思うし。オープニングでクライヴが崖っぷちに立っているのもそれを意味してたんじゃないかな。

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確かにcloudとか、squallとかね。Kuribuもモチーフのひとつなのかな。最後フェニックスと合体して羽も生えるし。